撮音機を論文化したもの
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近年、スマートフォンなどでのボイスメッセージの利用が広がりを見せている。音声にはテキストではできない表現が可能なことが、その理由のひとつだ。一方で、ボイスメッセージをはじめとする非同期音声コミュニケーションには、デジタルディバイドの問題がある。つまり、デジタル機器を利用していなかったり、利用が難しい人は、非同期音声コミュニケーションが効果的と思われる場面であっても、音声コミュニケーションの対象がその場にいる人に限定されてしまう。たとえば幼い子供がいる家庭や高齢者施設など、音声のもつ息遣いや抑揚の情報がコミュニケーションに効果的に作用すると思われる場所は多くある。しかしこれらの場所で、非同期音声コミュニケーションは十分活用されていない。 この問題を解決するために、著者らは、クラウド上に録音メッセージをアップロードし、そのデータへのアクセスを紙に印刷したQRコードで提供するシステム「空間音声ラベルプリンタ」を考案した。本システムを用いることで、専用アプリケーションの利用や会員登録などの複雑な操作なしに、直感的かつ簡単に非同期音声コミュニケーションを利用することができる。本稿では、上記システムの実装および、使用シナリオとして、ラベルをボードに複数貼り付ける場合と、物体それぞれに貼り付ける場合について検討した結果を述べる。本研究により、非同期音声コミュニケーションの応用範囲が広がることが期待できる。
Overleafで執筆する前に、Notionページとして執筆する。Notionの方が、outlinerとして使いやすいから。
VoLP: 非同期音声コミュニケーション促進のためのIoTノード
以下を形式の参考にする。
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